さよならアーカイブ - ポエツ | poets

Logs

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インデックス、って言うと意味がわかったようでわからない。この手の外来語は理解の妨げになるので、私の嫌うところ。
インデックス、つまりは索引、目次ということだ。だからインデックス付けする、をこの稿ではなるべく「索引付けする」と呼ぶことにしたい。

ブログ論でくりかえし述べてきたが、まずコンテンツが時系列に一直線に積み重なるので、過去ログが埋没しやすい特徴がある。かつ更新のしやすさがそれを助長しているかと思う。
それを補うために月別とカテゴリの2大アーカイブがあるのだけど、この二つは「保管庫」としてはともかく、過去ログの「索引」としてはあまりに弱い。

私はいま出版社で語学教科書の編集をしているのだけど、まさに索引付けの真っ最中だ。
執筆者の先生によっては、索引付けがかなりいいかげんである。助動詞の用例集の項に突如、名詞の用法解説が出てきたりするのだから、こういうのは適切な項目に移動するか、場合によっては項目名を変更したりする必要がある。

索引付けはセンスや価値観によるところも大きい。細かく分類しすぎても、大きすぎてもだめだ。
索引付けの最も楽な、というか索引付け不要にする方法がある。分母、総体を減らすことだ。分母が小さければ、中の順列がぐちゃぐちゃでも閲覧側で整理できる。

こうなるとブログ論でもウェブ論でもなくなって、ただの整理術なんだが、「捨てる」ことで総量を減らしてしまえばいい。
ブログだって同じだ。私は自分の記事が200件を超えたあたりで、過去ログを整理するつもりでいる。
多すぎる(ここの)過去ログなんて誰も読みはしないだろうし、読み返して見れば明らかに不要なものも出てくる。そういう記事を統廃合する。
でも削除はしない。上書きするつもりだ。だからある日、またエントリ番号10番とか若い番号の記事が姿を現すかもしれない。そんなの「パーマネントリンク」の概念に反しているかもしれないけど、削除しちゃうならあんまり変わらない気もする。トラックバック送ったのはさすがにやりませんが。

それに膨大なアーカイブなんて、見ただけで閲覧者がひるみそうじゃない?
長期連載しているコミックや小説は、読者がとっつきにくい(読破できそうにないとひるむ)と言うが、高くそびえる山みたいなものだろうか。長期連載してても「ドラえもん」や「ブラックジャック」、「ゴルゴ13」のように一話完結型ならつまみ読みできる。あ、ブログ記事も同じですね。

私のブログはともかく、質の高い記事を書いているところ、資料的・史料的価値のあるデータベース的なコンテンツなら過去ログは大切でしょう。
でもそれは「保管」するだけじゃなくて、「索引付け」しなければ活用できない。

【親子カテゴリとインターカテゴリ】
はじめに言うと私としては、私のブログのように個人の日記雑記の類いには、そこまでの索引付けは不要だと考えている。それでもブロガーの中には「複式」カテゴリによる記事の整理を所望される方が多いらしい。
「複式」カテゴリと言っても、「親子カテゴリ」と「インターカテゴリ」は違う。

親子カテゴリは、たとえば下のような形式だ。

■映画評 >ロバート・デ・ニーロ/市川雷臓/フェデリコ・フェリーニ…
■音楽評 > ビートルズ/Mr.Children/モーツァルト…
■書評 > 村上春樹/村上龍/吉本ばなな…
■食・グルメ >


ロバート・デ・ニーロでも、村上春樹でも、それに従属する作品数はかなりあるから、これが「映画」とか「小説」内の1カテゴリ(子カテゴリ)になる。
そしてこれが、1階層のカテゴリだとこんな感じになる。

ロバート・デ・ニーロ/市川雷臓/フェデリコ・フェリーニ/ビートルズ/Mr.Children/モーツァルト/村上春樹/村上龍/吉本ばなな…


見ての通り、非常に分かりにくいことが分かりやすいだろう。(あれ?)
次にインターカテゴリだけど、名前のように、カテゴリとカテゴリをまたいで繋がっている項目だ。
たとえば「村上春樹」は「書評」カテゴリに属しているが、彼がジャズに堪能なことはよく知られているから「音楽評」に関連する話題もあるだろう。原作小説の映画化なら「映画評」、小説中に登場するカクテルの話題なら「グルメ」カテゴリになる。
こんなふうに、本来の所属カテゴリを超えて関連しているかたちを「インターカテゴリ」とする。

親子カテゴリは以下のように、もっと細かく、深い階層に分類されることもある。
■映画評 > 監督 > フランシス・コッポラ
■映画評 > 俳優 > ロバート・デ・ニーロ

ちょうどコンピュータのフォルダとファイルの関係、ディレクトリに似ている。下位階層はかならず上位階層の中に所属している。当たり前?
でも映画『ゴッド・ファーザー』のように監督コッポラ、主演デ・ニーロ、だったらどちらにしよう。ファイルであればエイリアス(ショートカット)を作って、関連するフォルダにおいて置くかもしれない。それ以外の方法、それが「フラット・ファイル」形式だ。

フラット・ファイル形式はその名の示すように、すべてのファイルは上下の階層なしに、フラットに、一元化される。
アップルiPodの管理アプリ「iTunes」で、もうおなじみかもしれない。上で示した「1階層のカテゴリ」と似ている。ジャンルもアーティストも関係なしに、フラットに並ぶ。

私はさほどの音楽愛好家ではないけど、iTunesの中には2000曲近いファイルが入っている。画面の下の方にある曲目は、延々とスクロールしないと見えてこない。私は初めこんなの不便だからと、フォルダ分けしようとしたクチだ。以前、同僚に使い方を説明したことがあったが、彼も「スマートプレイリスト」を理解するのにとまどっていたようだ。適切な表現じゃないかもしれないが、私は「エイリアスのようなもの」と説明した。

(「スマートプレイリスト」は解説するまでもないかも知れないが)たとえばMr.Childrenは「マイベスト」、「男性ボーカル」それと「Mr.Children」の3つのリストに入っているとする。でも、これらはみなエイリアスのようなもので、ファイル本体は結局、階層なく一元化にある。
「マイレート★5つ」の項目は「マイベスト」にリストアップされ、「分類:男性ボーカル」は「男性ボーカル」に、「アーティスト名」で吸い上げられた項目は「Mr.Children」にリストアップされる。それぞれのリストに指定された条件に従って、曲目は自動的に分別される。
「マイレートの星の数」や「アーティスト名」は、この条件と紐付けするための「ラベル」だ。

私の理解では「タグ」と似たような意味だと思う。「プライスタグ」、「HTMLタグ」の「タグ」だけど、ブログの話題上、HTMLと混同しないように「ラベル」としておく。

上下階層がないことの利点。たとえばこれなら、「フランシス・コッポラ」も、「ロバート・デ・ニーロ」も、「アル・パチーノ」も、どの階層に所属させるか迷う必要はない。<ゴッド・ファーザー>ラベルをつけておけば、関連付けされてすべてリストアップされる。「地獄の黙示録」リストにはコッポラしか入ってこないし、「ヒート」リストにはデ・ニーロとパチーノが入っても、コッポラはひっかからない。

前の記事で、ブログのエントリに紐付けキーワードを入れることを書いたが、これが「ラベル」に相当する。
だけど「iTunes」とブログ(ウェブサイト)には違いがある。「iTunes」は基本的に自分個人で使うものだから、リストは自分がわかるようになっていればそれでいい。でもブログでは閲覧者にわかってもらえなければ意味がない。いくら「*村上春樹」というラベルを丁寧に貼っておいても、空欄の検索フォームに「*村上春樹」と入力してくれるひとはいない。
だから、それさえ選択できるよう用意しておけばいい。あとは書評カテゴリにあろうと、映画カテゴリ、グルメカテゴリにあろうと、「*村上春樹」ラベルをつけた項目は、カテゴリをまたいですべてピックアップされる。そして「書評カテゴリ」で引けば、村上春樹も、村上龍も、吉本ばななもすべてひっぱり出せる。

ん? 「村上春樹」作品の「書評」を読みたい時はどうすればいいの?
カテゴリ書評からは、所属するすべての項目が出てくる。村上春樹ラベルからは、カテゴリへだてなく、すべての項目がピックアップされる。コンテンツに縦糸と横糸を張ったが、縦糸からは縦糸、横糸からは横糸につながるもの全部が出てきて、肝心の経線と緯線の交わる点は出てこない。
FC2ブログの検索は複数条件を設定できない。

でも、ちょっと待って。
検索エンジンの仕様や能力以前の問題だ。たとえば「2005年10月」の記事なら月別アーカイブで、カテゴリ「映画」の記事はカテゴリで探せる。でも「2006年10の映画カテゴリ」の記事は取り出せない。どこのブログサービスでも標準になっている、備え付けのアーカイブだって、それすらできない。
だからアーカイブに「保管」能力はあっても、「索引」付けする能力はないんだ。

内部検索エンジンにして、「どの投稿月の、どのカテゴリ」という経度・緯度からの検索ができない。「索引付け」の意味では、RSSのほうがまだ何とかなるかもしれない。
ではどうすればいいでしょう。カテゴリもラベルにしちゃえばいいんだ。
ディレクトリ型では所属する階層はひとつと決まっていた。でもフラット型ならラベルはいくつぶら下げたって構わない。ブログ内検索の対象となるように、エントリ本文中にラベルを追加する。ただし現段階のこの方法は、実はフラット型じゃないので順序が重要になる。優先度の高い、上位概念のものから書かなければならない。

例1<*映画*フランシス・コッポラ*メモ*ロバート・デ・ニーロ*アル・パチーノ>
例2<*書評*村上春樹*考察*etc...>

左からレベルの高い順になる。レベル1、は「音楽」や「書評」などのカテゴリ。
レベル2、はいわゆる子カテゴリ。この場合なら「人名」のように他のカテゴリと共通項にしたほうがいい。
レベル3、は2をさらに分類するための要素。具体例は後述。
レベル4以下に到っては、以下の方法ではまず機能はしない。「*アル・パチーノ」を直に検索した時に紐付けするためのラベル。
*(アスタリスク)がついているは、ラベルを他の文中の語句と区別させるためで、本文で使わないような記号・表記であれば何でもいいと思う。

これで「*書評」を検索すれば書評カテゴリが抽出できるのはわかる。ここまでならブログ備え付けのカテゴリと変わらない。要望は「書評カテゴリの村上春樹」、「書評カテゴリの吉本ばなな」を抽出する方法だ。
ここからはインターフェイス如何にかかっている部分だ。閲覧者に選択肢を提示しなければならない。何通りかの方法が考えられるけど、まだ固まってきていない。
レベル4以下のラベルもすべてフラットに紐付けするには、検索の選択肢(option)に一語一語全部いれなきゃならない。それだと項目が長くなるし、ひとつのラベルしか拾えない。
ここで行いたいのは「書評>日本文学>村上春樹」のようにディレクトリ型の絞り込みだ。ひとつのインターフェイスに、フラット型と絞り込みを共存させる方法が思いつかない。とりあえず絞り込みの可能性を探ってみたい。

<select name="q">
<!--not_search_area-->
<option value="*">カテゴリ</option>
<option value="*映画">*映画</option>
<option value="*音楽">*音楽</option>
<option value="*書評">*書評</option>
<!--/not_search_area-->
<!--search_area-->
<option value="*">人名</option>
<option value="<%sub_title>*村上春樹">*村上春樹</option>
<option value="<%sub_title>*村上龍">*村上龍</option>
<option value="<%sub_title>*吉本ばなな">*吉本ばなな</option>
<!--/search_area--></select>

まず最初の画面で、上位概念のカテゴリを選択させる。検索結果では<%sub_title>が検索語に代入されるようになっているので、ここで人名を選択すれば、次の絞り込みで「*書評*村上春樹」や「*映画*村上龍」を探し出すことができるはず。
<%sub_title>は検索ごとに乗算されていくので、さらなる絞り込みも可能だが、そのためには、順次下位のレベルの選択項目を提示しなければならない。現実的には2段階までが限度かもしれないが、これだけでも用途はありそう。

こうなってくると「投稿年月」もラベル化していいかもしれない。変数<%sub_title>が表示させる文字列と同名のラベルをつければ効率的だ。

<!--category_area-->
<option value="<%sub_title>*村上春樹">*村上春樹</option>
<!--/category_area-->

<!--date_area-->
<option value="<%sub_title>*カテゴリ">*カテゴリ</option>
<!--/date_area-->

<%sub_title>と同名ラベルをつけてあれば、カテゴリモードからはそのカテゴリに属する「村上春樹」を抽出できる。
また、前述した特定月内のカテゴリを抜き出すこともできる。
<*200510*カテゴリ*人名>
ラベルをこうしておけば、アーカイブモードからは前の2つのラベルを、カテゴリモードからは後2つのラベルを拾うことになる。
それぞれのモードに移行する際に1段階目の絞り込みはできている。検索モードに移行して2段階目の絞り込み、そこから第3段階目の絞り込みまで視野に入ってきた。
どちらのルートを経由するかによって、検索キーとなる<%sub_title>が変わってしまうから、その次のラベルのつけ方が問題だ。

これで索引付けのできないアーカイブとも、お別れできる日が見えてきたのだろうか。

[カテゴリ]*blog-logy*ブログデザイン考
[参考資料]
Zopeジャンキー日記「なぜネットではディレクトリが敗れ、サーチとタグが勝利するのか」
FCafe「カテゴリと検索」

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大・小カテゴリ

「大・小カテゴリのツリー化」のカスタマイズ方法がありますが、
私はちょっと思い違いをしてました。

親カテゴリ
└子カテゴリ1
└子カテゴリ2
└子カテゴリ3

リストとしては上記のようなかたちになります。
でもこの「親カテゴリ」は、「子1~3」を包括している単なる「見出し」です。
「親カテゴリ」をクリックすると、従属する「子1~3」がすべて出てくるわけではありません。
親子関係を疑似的に視覚化しているものです。

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