頼って生きることの大切さ - ポエツ | poets

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塩野七生氏のローマ人シリーズによれば、帝国の拡大に伴い、ローマ本土にはシチリアやエジプトなどから安い麦が輸入されるようになったため、国内(ローマ本土)の農業は衰退したり、あるいは葡萄などの嗜好品へと生産を切り替えたそうです。紀元前の昔からそうなのですから、いまさら食料自給率がどうのと言う必要はないのかもしれません。
そうであるからこそ、”パクス・ロマーナ”=ローマは「平和」を構築したんでしょう。「万が一の危機に備えて」よりも、その「危機」そのものを封じ込めようとした。
[参照]池田信夫 blog:食料自給率という幻想

独立、自分一人の力でなんとかすることは大事ですが、もっと重要なのは、周りと持ちつ持たれつの関係を保持することじゃないでしょうか。たとえば、他国が食糧を供給してくれなくなった場合のために自給率を上げるのではなく、そうならないように必ず支援してくれる関係を築いておくこと。「最大の安全保障は武器輸出国になること」なんて物騒な国際社会の現実もありますが、どんな状態であれ関係を持ち続けること、没交渉にならないことが重要。先の戦前も松岡洋右が国際連盟を脱退して、公式の窓口をひとつ失くしてしまいました。ただでさえ本邦は外交拙劣なんですから、食糧自給率の心配をするくらいなら、そっちに気を配ったほうがいいです。

先に挙げたローマ人の物語で、塩野七生氏はこんなことも書いてました。カエサルの借金の額があまりに大きかったために、債権者は彼が破産しないように気を使い(破産されたら何も返ってこなくなるから)、債務者であるカエサルのほうが立場が強くなった、と。資源輸入量が多い側としては、「もう売らないぞ」と相手に言われたらどうしようと不安になる。しかし逆の視点から見れば、商品を大量に買ってくれるお客様なわけで。売る相手を失ったら商売あがったりです。関係て、だいたいそんなふうに双方向的なもの。あるいは、ちゃんと相互依存に持ち込むようにしておけばいい。

などと言いつつ、私も日常、人に頼ることが下手です。お願いするときの気苦労なんかを考えると煩わしいから自力でやっちゃったほうが気がラク、みたいな。
でも人間て迷惑掛ける相手ほど、意外と気になったり親しくなったりするもので、手がかからない相手だと却って人間関係が巧く築けないみたいです。

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