彼女のなみだを拭うもの - ポエツ | poets

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中国圏における最大の映画賞「金馬奨」。小生は名前くらい知らなかったのですが、今年の授賞式をTVですべて見てしまいました。
やっぱりこういうのはプレゼンターがキーですね。そういった意味では、プレゼンターをつとめた田中麗奈はちょっと可哀想でした(言葉が分からないのですから)。

本年の女優賞を受賞したのは舒淇。
プレゼンターの梁家輝は、受賞者の名前を読み上げる前に、さっと何かを取り出して見せます。それはハンカチでした。
そして舒淇の名前が読み上げられる。
壇上に上がった舒淇の瞳からは、こらえ切れずに大粒の涙がこぼれます。舒淇には黄金のトロフィー、そしてハンカチが手渡されます。彼女の涙を拭うための。
なんて気の利いた演出でしょう!

舒淇は三流ポルノ映画のヌードモデルから身を起した女優です。
ここ数年でこそ価値観が変わってきたようですが、中華圏では日本以上にそういったポルノ女優は強い蔑視を受けます。(出演した自己責任といえばそれまでですが)
舒淇がチャンスをつかんだのは、張國榮(レスリー・チャン)がポルノ映画の監督を演じた『色情男女』でのポルノ女優役だったと記憶しています。(これはポルノ女優の「役」ですね)

広東語も話せなかった彼女が、ここに到るまでに経てきた道のりの険しさは、私などが想像して分かるものではないでしょう。
それでも彼女のこぼした涙は、それこそ宝石のように美しく、なによりも多くを語ってくれたように思います。

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