ヒョウタンからコング - ポエツ | poets

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何を隠そう、小学生の頃、初めてひとりで見に行った映画が『キングコング2』だった。

親が書いてくれたコマ劇場広場までの地図を片手に、どきどきしながら新宿の街を歩いたのは忘れられない想い出。しかも時は大晦日、映画館ががらがらだったのは言うまでもない。

『キングコング2』のプログラム(パンフレット。こういうのって日本でしか売ってないよね)には、あの手塚治虫のエッセイが載っていた。その手塚先生も他界されて久しい。

その映画をきっかけに、中高生の頃は毎月三冊の映画誌を購読するようになったが、ある時の記事で「『キングコング2』の興行的大失敗で制作会社がつぶれた」と言うことを知って、なんとも複雑な思いをした。

その『キングコング』がピーター・ジャクソンによってリメイクされていたことを知ったのは、遅ればせながら数日前のこと。

さて、中国語のおける外来語の漢文訳には、興味深いものがたくさんあるが、この「キングコング」には「金剛」という字が宛てられている。
発音は「jin-gang(ヂンガン)」。(これはあくまでも音訳で、意味自体は日本語と同じ金剛仁王像とか、金剛石とか)

ところがこれ「コンゴウ」と日本語読みすると「コング」に近いような気もする。
もっと顕著な例は、

カナダ(国名)は「加拿大」(jia-na-da)
クラブ(club)は「倶楽部」(ju-le-bu)
カルフール(量販店)は「家楽福」(ji-le-fu)

など、どの漢字も日本語の音読でも近い音になるように思えるが、カッコ内に表記した北京語式の音の方が却って原音から遠くなっている。特に上の例では「カ行」の音がすべて「j」となっている。

聞いた話によると福建語(台湾語もこの一種)、客家語、広東語、などの音の方が、日本語の漢音に近いらしい。
(日本語の数字の読み方「イチ、ニ、サン、シ…」を、北京語、福建語、広東語、それぞれと比較する話はいろんな本で目にする。)
上の3つの例も、福建語や広東語の音に基づいて宛てられた漢字だろう。

これらの多くは日本語では「呉音」に属す(と思う)。日本に漢文がもたらされた時の輸入先の時代・地域に大きな関係がある。


中国語を学んでいると気づくのは、我々日本人が日常的に使っている漢字が、中国語では口語として使われていないことだ。

たとえば「赤(紅)」「青(藍)」「犬(狗)」「飲(喝)」など。
カッコ内が北京語だが、日本語でも意味はわかる。逆に鍵カッコ内の日本語(赤、青、犬、飲)は北京語では文語(書面語)となってしまい、話し言葉ではまず使わない硬い表現になってしまう。

つまり逆転しているわけだ。
推測するのは難くない。かつて、漢字のほとんどは書物によって日本に伝わったはずだから。中国人にとって文語表現である「赤、青、犬、飲」などが、日本語では常用に転化したのだと思う。

以上、あくまで想像である。
私の知識・雑学なんて信用しませんように…。

キングコングの話題がなんでこんな風に転がったのか。まさに瓢箪から駒。

[related]*コトバ

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Re: ヒョウタンからコング

ちなみに人名の「john」には約翰(yue-han)と宛字します。
なんで「ジョン」が「ユエハン」なんだあ? と思うと、
英語ではなくラテン語読みの「ヨハネ」に由来していると推測できてオモシロ…
(こんな脱線ばかりで語学自体の進歩なし)

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